月別アーカイブ: 2019年2月

京都フランス歌曲協会 受賞のお知らせ

平成30年度京都市芸術振興賞受賞

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2019年1月30日京都芸術センターに於いて授賞式が行われ、当協会代表の美山節子と企画委員を代表してPierre Devauxが出席し、賞状と副賞を拝受致しました。今から28年前の1991年に少人数で発足した当協会も今では会員数が130人に達する大グループになりました。その間フランス歌曲を軸にフランス音楽の啓蒙と研鑽を目標に邁進してまいりましたが、この度長年にわたる京都におけるフランス音楽の普及と発展への貢献を評価され京都市より賞をいただきました。京都はパリの姉妹都市であり、京都日仏学館(現、アンスティチュフランセ関西)は1927年に日本で初めてフランス政府公式の日仏文化交流センターとして設立されました。このように日仏の文化交流の歴史ある京都市から私たちの活動を奨励されたことを会員一同大変光栄に思っております。この賞を励みに、より一層研鑽を重ね、会の向上を目指してまいります。今後とも宜しくご支援賜りますようお願い申し上げます。

市長(中央)、京都市芸術振興賞4名と2団体及び京都市芸術新人賞8名と1組、同伴者とともに。表彰状受賞場面

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京都フランス歌曲協会 延期公演(昨年7月に豪雨のため中止となったコンサートの)

影と沈黙と・・・D’ombre et de silence

〜ルーセル、オネゲル、デュティユー〜

日時2019年3月29日(金)18時30分開演(開場18時00分)

会場青山音楽記念館 バロックザール

入場料:一般3,000円、前売り2,700円、学生・クラブフランス会員2,500円 インターネット割安チケットあり(一般2,700円、学生・クラブフランス会員2,000円)

京仏19.3.29

2018年7月7日に豪雨のため取り止めとなったコンサートの延期公演です。幸い同じプログラム、同じメンバー、同じ会場で催せることとなりました。7月にご来場を予定していただいていたお客様は是非お越しいただきたく存じます。またプログラムにご興味のある方々はこの機会にご来場願えれば幸いです。

このコンサートでは、ルーセル、オネゲル、デュティユーの作品をセットで扱うことで、20世紀フランス音楽の流れのひとつをたどります。

デュティユーは現代のフランスを代表する大作曲家ですが、その音楽史的な位置づけはなかなか難しいとされています。また、デュティユーは主に器楽曲の作曲家として知られており、歌曲が取り上げられる機会はあまりありません。けれど、デュティユーはルーセルやオネゲルの影響下に出発した作曲家であります。そこでこれら三者の作品を組み合わせることで、デュティユーの音楽史的な位置づけ――新古典主義とのつながり――も見えてくると思われます。また、精緻ながらいくぶん渋いデュティユーの声楽曲は、プーランクやメシアンよりも、むしろルーセルやオネゲルと並べることで、その特色と魅力が明らかになるでしょう。本コンサートでは、この三人の作曲家の歌曲を取り上げるとともに、この三人の共通項としてフルートのための作品を取り上げ、デュティユーのピアノ曲をオネゲルのピアノ曲の延長線上に位置づけます。コンサートのタイトルである「影と沈黙と…」は、デュティユーのピアノ独奏曲のタイトルでもあります。

他ではあまり聴く機会の少ない三人の作曲家の名曲をお楽しみいただければ幸いです。是非会場にお運びくださいませ。

インターネットチケット販売は終了しました。

 

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