京都フランス歌曲協会設立30周年記念コンサート

フランス歌曲の流れを辿る 全8回

〜ベルリオーズからメシアンまで〜

(公財)青山財団助成公演

第5回 フォーレとドビュッシー

日時:2023年10月9日(月・祝)14:00 開演 13:30 開場

会場:青山音楽記念館 バロックザール

入場料:一般3,000円、前売り2,700円、学生2,500円、インターネット割安料金一般2,700円」、学生2,000円

 設立30周年記念コンサートのシリーズも早や第5回目を迎えようとしています。フォーレは設立25周年記念にドビュッシーは20周年記念に、多くの歌曲を演奏し、ドビュッシーでは歌曲に加えオペラ『ペレアスとメリザンド』にも挑戦しました。本来ならそれぞれコンサートを設けるべきですが、今回はこの二人の大作曲家を一夜にまとめて、しかもあえて歌曲ではなく劇音楽とカンタータを一度に上演する試みをいたします。

 第3代ローマ帝国の皇帝『カリギュラ』は残忍な恐怖政治で知られていますが、フォーレは女声コーラスをふんだんに用いた穏やかで美しい音楽に仕上げています。『マスクとベルガマスク』は詩人ヴェルレーヌの『雅な宴』を原作とした一幕の舞踏付き喜遊曲ですが、今回はピアノ連弾、歌曲や4重唱で演奏します。ドビュッシーの『放蕩息子』は聖書にある放蕩息子の帰還をドラマ化した聴きごたえのあるカンタータです。プログラム最後はロセッティの台本による『選ばれし乙女』。正にラファエロ前派の絵画を見るような耽美的カンタータでコンサートの幕を閉じます。それぞれに違った趣の劇音楽やカンタータを存分にお楽しみいただきます。皆様のご来場を心よりお待ち致しております。

インターネットチケット販売は終了いたしました。当日券にはまだゆとりがございます。当日受付にて販売いたします。


2023.10.9


美山 節子

美山 節子 の紹介

京都市立音楽短期大学(現、京都市立芸術大学音楽学部)卒業。同専攻科修了。私学福祉給費生としてパリに留学。リサイタルや演奏会において主にフランス歌曲を中心に演奏活動を行う。また宗教曲のソリストとしても活躍。2005年よりトウール国際フランス歌曲センター「アカデミー・フランシス・プーランク」のマスタークラスに度々参加しフランス歌曲の研鑽を積む。CDブック『歌うボードレール』(同朋舎)、訳書『フランス歌曲の珠玉』(春秋社)、『初めての発声法』(音楽の友社)、他に『歌い手のためのフランス歌曲発音法』等刊行。元大阪芸術大学演奏学科及び同大学院教授(声楽)。日本フォーレ協会、日本演奏家連盟各会員。当協会代表として企画運営にあたる。
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