2018 京都フランス歌曲協会

新年あけましておめでとうございます

旧年中は皆様方のご支援に支えられ無事5回のコンサートを盛況のうちに終えることができました。厚く感謝申し上げます。さて、昨年をもちまして当協会設立25周年記念コンサート<フォーレとその周辺 全8回>を終了しましたので、今年からはまた改めてフランス音楽・歌曲の真髄に迫るプログラムを企画して皆様におとどけする所存です。今年度のあらかたの企画を以下に記します。尚、会場の都合で仮押さえの状態になっているところは予定になっております。決定しましたら随時HPでお知らせしますのでご了承ください。今年も皆様方のお越しを心からお待ちいたしております。

コンサート:フランス歌曲の珠玉〜愛の喜び 〜plaisir d’amour〜

日時:2018年4月7日(土) 18時開演

会場:京都文化博物館別館ホール

しばらくフォーレに関するコンサートが続きましたので、年度明けはバラエティに富んで、明るく楽しくいきましょう!タイトルに相応しく愛に満ちた歌曲の数々を集めました。皆さまよくご存知のマルティーニの「愛の喜び」を皮切りにベルリオーズ、グノー、マスネー、ビゼー、アーン、シャブリエと様々な作曲家の愛の歌をソロやアンサンブルでお聴きいただきます。

コンサート:影と沈黙と、、、〜ルーセル、オネゲル、デュティユー〜

日時:2018年7月7日(土)18時開演 予定

会場:京都文化博物館別館ホール 予定

ルーセル、オネゲル、デュティユーの3人の作品をセットで扱うことで、20世紀フランス音楽の流れの一つをたどります。それぞれの作曲家の歌曲とともに三人の共通項としてフルート曲を取り入れました。また生演奏で聴く機会が少ないのではないかと思われるオネゲル、デュティユーのピアノソロ曲も披露します。

レクチャーコンサート:ドビュッシー 創作の軌跡 〜シェーンベルク、ベルクと比較

日時:2018年10月13日(土) 17時開演 予定

会場:アンスティチュ・フランセ関西=京都 稲畑ホール

今年はドビュッシー没後100年に当たります。記念コンサートが彼方此方で開かれることでしょう。当協会では設立20周年記念の折にドビュッシー特集を2年間に渡り全8回催しましたので、ドビュッシーにあまり焦点を当てません。従ってこのレクチャーコンサートが唯一のドビュッシー関連の催しとなります。レクチャーではそれぞれの作曲家の作品の演奏を交えながら、ドイツの作曲家ベルクとシェーンベルクを対比軸にドビュッシーの特質をくっきりさせることを目指します。多くの興味ある方々のご来場を期待しております。

コンサート:シェヘラザード〜夢幻を求めて、、、〜 と ドン・キホーテ〜理想を求めて、、、〜

日時:2018年12月8日 18時開演 予定

会場:京都文化博物館別館ホール

さて今年最後のコンサートはシェヘラザードとドン・キホーテを合わせて演奏するという試みです。シェヘラザードはトリスタン・クリングソルの詩にラヴェルが作曲した有名な歌曲があり、ケクランにも同詩人、同タイトルの歌曲集があります。ドン・キホーテはやはりラヴェルのよく知られた歌曲があり、イベールも<ドン・キホーテの四つの歌曲>を作曲しています。またイベールにはバレー音楽<遍歴の騎士>があり合唱やピアノ曲、語り等からなっています。こうした資料をを元に様々織り交ぜて一つのコンサートになるよう企画を練っております。ご期待ください。

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美山 節子 について

京都市立音楽短期大学(現、京都市立芸術大学音楽学部)卒業。同専攻科修了。私学福祉給費生としてパリに留学。リサイタルや演奏会において主にフランス歌曲を中心に演奏活動を行う。また宗教曲のソリストとしても活躍。2005年よりトウール国際フランス歌曲センター「アカデミー・フランシス・プーランク」のマスタークラスに度々参加しフランス歌曲の研鑽を積む。CDブック『歌うボードレール』(同朋舎)、訳書『フランス歌曲の珠玉』(春秋社)、『初めての発声法』(音楽の友社)、他に『歌い手のためのフランス歌曲発音法』等刊行。元大阪芸術大学演奏学科及び同大学院教授(声楽)。日本フォーレ協会、日本演奏家連盟各会員。当協会代表として企画運営にあたる。
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