新型コロナウイルス騒ぎで落ち着かない毎日ですが、アンスティチュ・フランセ関西は29日も平常通り運営されます。当協会は会館が閉館されない限りコンサートを開催するつもりでおります。従ってレクチャーコンサートは予定通り開催いたします。ご来場予定の皆様は道中お気をつけてお越しくださいませ。
Baudelaire et la mélodie française
〜ボードレールと歌曲〜
日時:2020年2月29日(土)17時開演 会場:アンスティチュ・フランセ関西=京都 稲畑ホール
入場料:一般2,500円、前売り2,000円、学生 クラブフランス会員1,500円 インターネット割安チケットあり(一般2,000円、学生 クラブフランス会員1,000円)
今回は延期公演のご案内をさせていただきます。2019年10月12日に開催予定をしていましたレクチャーコンサートが大型台風の影響で中止になりましたが、幸い同メンバー、同会場で延期公演をすることが可能となりました。
ボードレールの詩には多くの作曲家が歌曲にしています。その数知れない歌曲の中から今回は 1. 動物アレゴリー作品 : ショーソンやセヴラック、ソゲの作品「アホウ鳥」「梟」「猫」2. ドビュッシーとヴィエルヌによる名作:「噴水」「瞑想」 3. 憂鬱で不気味な作品群:ダンデイの「愛の神と髑髏」カプレの「ひび割れた鐘」 4. 彼方への憧れ:デユパルク「旅への誘い」「前世」等を取り上げます。今回のレクチャーでは同じ詩に別の作曲家が歌曲にしている曲を聴き比べることを新機軸にしています。セヴラックとヴィエルヌの「梟」、ドビュッシーとヴィエルヌの「瞑想」、デユパルクとシャブリエの「旅への誘い」との比較はそれぞれの捉え方が非常に興味をそそります。シャブリエの「旅への誘い」では珍しいファゴットとのアンサンブルになっています。高低差の激しい歌の旋律にファゴットが通奏低音のように静かに鳴り響いているのは詩人の憂鬱を表しているのか、、、想像を掻き立てられます。
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