京都フランス歌曲協会 青山音楽財団助成公演

音楽の個展

〜アンドレ・カプレ〜

日時:2025年10月4日(土)15時開演 14時30分開場

開場:青山音楽記念館 バロックザール

入場料:一般3,000円、前売り2,700円、学生2,500円、インターネット割安料金一般2,700円、学生2,000円

 絵画に個展ががあるように、音楽の分野でも一人の作曲家の作品のみを集めたコンサートにより、その作曲家に興味をもっていただけたらという思いから、音楽の個展を試みることにしました。今回はアンドレ・カプレ(1878-1925)をとりあげます。彼は作曲家でありながら指揮者でもあり、友人であったドビュッシーの『聖セヴァスティアンの殉教』のオーケストレーションを大幅に補筆したり、ピアノ曲『子供の領分』をオーケストラ用に編曲したこと等ではよく知られています。しかし作曲分野でも若くして(23歳)カンタータ『ミルラ』でローマ賞を獲得したほどの実力があり、その作品は非常に個性的であるにも関わらず、今日ではあまり知られていないのは残念なことです。カプレは声の可能性についても完璧な理解があり、40曲余りの優れた歌曲を残しています。このコンサートでは彼の個性が余すところなく生かされた歌曲をお楽しみいただきます。また歌曲の合間にフルートソロ曲やピアノ連弾曲を交えてバラエティに富んだプログラムに仕上げました。これを機に作曲家カプレに興味をもつていただければ幸いです。

インターネットチケット販売は終了しました。

2025.10.3

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美山 節子 について

京都市立音楽短期大学(現、京都市立芸術大学音楽学部)卒業。同専攻科修了。私学福祉給費生としてパリに留学。リサイタルや演奏会において主にフランス歌曲を中心に演奏活動を行う。また宗教曲のソリストとしても活躍。2005年よりトウール国際フランス歌曲センター「アカデミー・フランシス・プーランク」のマスタークラスに度々参加しフランス歌曲の研鑽を積む。CDブック『歌うボードレール』(同朋舎)、訳書『フランス歌曲の珠玉』(春秋社)、『初めての発声法』(音楽の友社)、他に『歌い手のためのフランス歌曲発音法』等刊行。元大阪芸術大学演奏学科及び同大学院教授(声楽)。日本フォーレ協会、日本演奏家連盟各会員。当協会代表として企画運営にあたる。
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